鹿児島県損害保険防犯対策協議会総会を開催

鹿児島県警と防犯・不正請求防止での連携を確認

 日本損害保険協会 鹿児島損保会(会長:毛利 吉成・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 鹿児島支店長)では、7月18日(木)15時から鹿児島東急REIホテルで、第37回鹿児島県損害保険防犯対策協議会総会を開催し、来賓・顧問・会員など60名の出席がありました。

 開会に際し、鹿児島県損害保険防犯対策協議会の 毛利 会長(協議会会長は鹿児島損保会会長が兼務)から、日頃よりの関係各位の連携・協力に謝辞を伝えるとともに、「善良な契約者の保険料負担増を避けるためにも、引き続き県警本部ならびに関係各位のご協力を頂戴しながら、保険犯罪防止に努めたい。」との挨拶がありました。
 顧問を代表して来賓祝辞で登壇した鹿児島県警察本部の 有馬 晋作 刑事部長(警視正)からは、暴力団情勢に関する情報提供と暴力団の資金源を断つためにも保険金詐欺事案での情報連携が肝要との挨拶がありました。
また、同じく来賓祝辞に立った九州財務局鹿児島財務事務所の 森下 陽介 理財課長からは、自然災害発生時の迅速支払等に敬意を表する旨のお言葉と引き続きの対応協力につき要請がありました。
 また、鹿児島県警察本部 刑事部組織犯罪対策課の 宮原 伸公 課長(警視)の「暴力団情勢と不当要求対応について」と題した講演では、全国および鹿児島県内の暴力団情勢と暴力団の潜在化について、また県内外で認知した保険金不正請求・詐欺事案の手口等の紹介と疑念のある事案に関して、早期の情報提供の要請がありました。また、鹿児島県弁護士会の 神川 洋一 弁護士の「暴排条項の実務的考察」と題した講演では、暴排条項を巡る判例および共生者・密接交際者の立証を巡る参考例等につき講話がありました。
 その後、損害保険事業の社会公共性を自覚し、あらゆる不正・不当請求の排除と業界相互間、警察当局等との情報交換・連携の緊密化を図り、不正・不当請求の未然防止に努める旨の決議を全員一致で採択し、その意思を確固たるものにしました。
 損害保険業界では、1979年から民事介入暴力対策および不正請求対策として、関連諸機関と連携を図り、健全な損害保険事業の運営を行うため、全国にこのような協議会を設けています。今年度で第37回を迎えた当協議会は、当支部が事務局として運営しています。総会の概要は次の通りです。

第37回 鹿児島県損害保険防犯対策協議会総会 式次第

1.開会挨拶
2.来賓祝辞
3.活動報告
4.講演
5.連絡
6.決議文採択
7.閉会挨拶

(注)「鹿児島損保会」および「鹿児島損害サービス分科会」は、当支部の組織です。

開会挨拶する毛利会長
来賓祝辞を行う有馬刑事部長
来賓挨拶を行う森下理財課長
活動報告を行う尾崎代表副幹事
講演をされる宮原組織犯罪対策課長
講演をされる神川弁護士
決議を読み上げる米山代表幹事
司会進行を行う須原環境副幹事
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