九州大学経済学部で「損害保険概論」講座を開講

~時代の変化に果敢にチャレンジする損保業界の取組みを紹介~

 一般社団法人日本損害保険協会九州支部(委員長:大野 博仁・東京海上日動火災保険 (株)常務執行役員)では、2020年10月7日から2021年2月3日の間の毎週水曜日に、九州大学経済学部において、連続講座「損害保険概論」を開講しました。
 この講座は、2015年度から九州大学単位認定講座として実施しており6回目となります。経済学部の3、4年生を中心に180名余りの学生が受講しましたが、今年度は、コロナ感染予防の観点から全ての講義がオンラインでの開催となりました。講義終了後に質問時間の設定、小テストの実施などにより、理解を深められるように運営を工夫しました。
 講座内容は下表のとおりです。身近なリスクとその対策として個人分野の損害保険からはじまり、社会やビジネスを支える企業分野の損害保険、さらに時代の変化に果敢にチャレンジしている損害保険業界の取組みやその課題等となっています。
 本連続講座では、会員各社・関係団体の協力のもと、リスクをマネジメントするために、より実践的に損害保険制度を習熟してもらうとともに、損害保険業界に興味を持つ学生の方に損害保険や損害保険業界をより身近に感じてもらう講義となるように努めました。
 例えば、講義「自賠責保険・自動車保険」では、社会に出るにあたり必須の知識となる自動車保険等について損保ジャパン社が、また、同「自動車保険の最近の動向について」では、自動車産業の動向を踏まえて新たに開発されたテレマティックス保険について、あいおいニッセイ同和社が、同「ニューリスクと損害保険会社の役割」ではサイバー保険など新たな損害保険を東京海上日動社が、同「損害保険会社の仕事」では具体的な損害保険会社職員の日常業務を三井住友海上社など保険会社職員が担当したほか、日本損害保険代理業協会の野元 専務理事から、同「我が国における損害保険募集のビジネスモデルと今後の展望」において、損害保険業界の募集・販売の現状と今後のあり方に加え、環境変化に柔軟に対応できる社会人に成るための心がけまで幅広いアドバイスを行いました。
 損保協会九州支部では、引き続き、損害保険リテラシー向上に資する取り組みを推進していきます。

<講義概要>

講義内容

講師

第1回
損害保険概論オリエンテーション

損保協会 九州支部
山本事務局長

第2回
自賠責保険・自動車保険

損保ジャパン社 九州業務部 総務課
蓬田 課長、岸本氏

第3回
自動車保険の最近の動向について

あいおいニッセイ同和損保社 自動車保険部
四宮主任

第4回
自動車保険の保険金支払実務

三井住友海上社 九州本部九州サポート第一部
小山課長

第5回
第三分野の保険

東京海上日動社 個人商品業務部
福田主任

第6回
火災保険・地震保険

あいおいニッセイ同和損保社 火災傷害保険部
小越課長補佐

第7回
リスクマネジメントと損害保険

損保ジャパン社 九州業務部
松岡課長

第8回
再保険とART

クエストコンサルティングロンドン
小島顧問

第9回
損害保険会社の仕事

三井住友海上社 九州本部 九州サポート第一部
小山課長
三井住友海上社 九州本部 業務グループ
前田氏

第10回
損害保険業界の現状

損保協会
深田 前 常務理事

第11回
我が国における損害保険募集のビジネスモデルと今後の展望

日本損害保険代理業協会
野元 専務理事

第12回
損害保険会社の経営

損保協会 業務企画部 啓発・教育グループ
山本担当部長

第13回
ニューリスクと損害保険会社の役割

東京海上日動社 企業商品業務部 九州グループ
井堀副主任

第14回
損害保険概論 おさらい

損保協会 九州支部
山本事務局長

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