佐賀県損害保険防犯対策協議会総会を開催
2021.12.08
~佐賀県警と不当不正請求排除に向けた連携を確認~
日本損害保険協会 佐賀損保会(会長:古賀 健・三井住友海上火災保険株式会社 佐賀支店長)では、11月18日(木)に佐賀市内で、第38回佐賀県損害保険防犯対策協議会総会を開催し、来賓・会員など24名の出席がありました。
開会にあたり、佐賀県損害保険防犯対策協議会の 古賀会長(協議会会長は佐賀損保会会長が兼務)から、関係各位の日頃からの支援・協力に謝辞を伝えるとともに、「本協議会の目的を改めて確認し、今後もその使命を果たすべく、関係諸機関・団体のみなさまと連携し、なお一層の努力をしていく」との挨拶がありました。
来賓を代表して佐賀県警察本部の 中原 和雄 刑事部長(警視正)からは「佐賀県の刑法犯の認知件数は、減少しているが、高齢者等を狙ったニセ電話詐欺の被害は後を絶たない。また、暴力団など組織犯罪集団は、交通事故に絡んで保険制度を悪用しようとしている。そのようなケースは、早い段階で、警察・暴追センター・弁護士会などに相談や情報提供を行って頂くことが最も大切」との挨拶がありました。
また、講演において佐賀県警察本部 刑事部 組織犯罪対策課 本吉 正成 暴排補佐(警部)から「最近の反社会的勢力の現状について」暴力団対策法の沿革の説明や佐賀県内における暴力団情勢の講話があり、続いて、佐賀県警察本部 交通部 交通指導課 砥綿 公正 事件捜査補佐(警部)からは「県内の交通情勢と交通事故保険金詐欺事件の現状」をテーマに講話があり、交通事故防止のために取り組まれている活動の紹介や、「偽装」「架空」「発生した事故を利用した」保険金詐欺の具体的事例について説明がありました。
その後、損害保険事業の社会公共性に鑑み、損害保険に関する犯罪の予防と排除に努め、事業の健全な発展を図るための決議を全員一致で採択し、その意思を確固たるものにしました。
損害保険業界では、1979年から民事介入暴力対策および不正請求対策として、関連諸機関と連携を図り、健全な損害保険事業の運営を行うため、全国に協議会を設けています。当協議会は1981年に設置され、会員のほか、関係機関から来賓をお招きして年1回総会を開催しておりますが、本年度の概要は次の通りです。
第38回 佐賀県損害保険防犯対策協議会総会 式次第
- 1.開会挨拶
佐賀県損害保険防犯対策協議会 古賀会長(三井住友海上) - 2.来賓及び出席者紹介
- 3.来賓ご挨拶
佐賀県警察本部 刑事部長 中原 和雄 様
財務省 佐賀財務事務所長 河邊 健司 様
佐賀県弁護士会 民事介入暴力特別委員会 委員長 弁護士 奥田 律雄 様 - 4.令和2年度活動報告及び令和3年度活動方針
- 5.決議文唱和・採択提出
佐賀損害サービス分科会 星野代表幹事(あいおいニッセイ同和損保) - 6.講演
佐賀県警察本部 刑事部 組織犯罪対策課 暴排補佐 本吉 正成 様
佐賀県警察本部 交通部 交通指導課 事件捜査補佐 砥綿 公正 様
佐賀県暴力追放運動推進センター 専務理事 福島 寛人 様
- 7.閉会の辞
佐賀損害サービス分科会 星野代表幹事(あいおいニッセイ同和損保)
(注)「佐賀損保会」および「佐賀損害サービス分科会」は、当支部の組織です。