2018年度 山梨県損保・警察連絡協議会総会を開催
2019.02.06
県警察本部等と一致団結し、不当・不正請求を排除
山梨県損保・警察連絡協議会(会長:後藤 正英・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 山梨支店 支店長)では、2月1日(金)に甲府市のホテル談露館で、2018年度総会を開催しました。本総会には、顧問・来賓・会員ら約30名が出席し、一致団結して、あらゆる暴力および不当・不正請求を排除することを決議しました。
冒頭、後藤会長から、今後も業界を挙げて、不当・不正請求排除に向けて取り組むにあたって、関係各位のご指導・ご支援を賜りたい旨挨拶があり、続いて、顧問代表として、姫野組織犯罪対策課長から、保険金が暴力団等の資金源とならないよう取組みを続けてほしい旨挨拶があったほか、顧問、来賓から挨拶がありました。
次に、当協議会の顧問を務める県警察本部からの事例研究発表があり、まず、組織犯罪対策課の横内課長補佐から、「損保からの暴排事例について」と題し、県内の暴力団情勢にかかる報告の後、保険会社の約款に含まれる暴力団排除条項に基づく保険契約の解除を有効とする高裁判決の概要について紹介がありました。
また、交通部交通指導課の齊藤交通捜査指導官からは、「損害保険金詐欺事件の現状について」と題し、県内の昨今の保険金詐欺事件の傾向について、事故作出等の偽装事故が最も多く、次いで、架空事故、発生した事故を利用した不正行為の順に、事故が多い旨説明があり、保険金詐欺事件の検挙にあたっては、損保会社からの情報提供がきっかけになることも多いため、引き続き協力願いたい旨依頼がありました。
最後に、清水代表幹事から、今年度の活動について、損害保険業界における情報交換および県警察本部をはじめとする関係団体等との連携にかかる報告があり、続いて、出席者とともに決意表明を行い、不当・不正請求を排除すること、警察活動に積極的に協力すること、脅迫的・威圧的な交渉は断固拒否することを決議しました。
次 第
司会:山梨県損保・警察連絡協議会 中嶌 匡弘 代表副幹事(あいおいニッセイ同和損保)
- 1.会長挨拶
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山梨県損保・警察連絡協議会
後藤 正英 会長(損保ジャパン日本興亜)
- 2.顧問代表挨拶
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山梨県警察本部 刑事部組織犯罪対策課
姫野 賢司 課長
- 3.来賓挨拶
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山梨県弁護士会 民事介入暴力被害者救済センター運営委員会
柴山 聡 委員長
公益財団法人 茨城県暴力追放運動推進センター
櫻林 信 事務局長
- 4.顧問団挨拶
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山梨県警察本部 交通部交通指導課
井上 久 課長
- 5.事例研究発表
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(1)損保からの暴排事例について
山梨県警察本部 刑事部組織犯罪対策課
横内 宏昭 企画・暴排担当課長補佐(2)損害保険金詐欺事件の現状について
山梨県警察本部 交通部交通指導課
齊藤 武彦 交通捜査指導官
- 6.活動報告と決意表明
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山梨県損保・警察連絡協議会
清水 徹也 代表幹事(損保ジャパン日本興亜)