茨城県で高齢者交通事故防止のチラシを作成

夕暮れが早まる時期を迎え、秋の交通安全運動で啓発

 日本損害保険協会 南関東支部 茨城損保会(会長:関口 泰久・東京海上日動火災保険株式会社 茨城支店 支店長)では、茨城県で高齢者の交通事故死者数が多い現状を踏まえ、茨城県警察、茨城県および茨城県損害保険代理業協会と連携し、高齢者交通事故防止啓発チラシ(A4判・両面カラー)を約9万部作成しました。

 今年度は夕暮れ早まる時期を迎える秋の交通安全運動に併せてチラシを作成しました。今年度は、2019年の茨城県の交通事故死者数のうち、高齢者の歩行中、自転車乗車中の交通被害事故にスポットを当て事故分析を行いました。
 チラシの表面では、交通事故死亡者の61%(人口割合では高齢者は29%)が高齢者であること、また、歩行中・自転車乗車中の被害事故に限れば77%に跳ね上がること、そして、これから日の入が早まる時期を迎え、日の入から22:00の間に発生した歩行中・自転車乗車中の被害事故の100%が高齢者であったことを警告しています。
 また、茨城県警察本部 交通部と連携し、日の入が早まる時期に発生している交通被害事故の発生パターンとその対策を掲載し、わかりやすいイラストで啓発を行っています。
 裏面では、2019年中に発生した歩行中・自転車乗車中の死亡事故を一覧で紹介し、茨城県内での高齢者交通被害事故の占める多さを実感いただくとともに、事故発生市町村、事故発生状況、時刻なども確認いただけるようにしました。また、茨城県内のドライバー向け啓発として、9月16日に公表した2019年中の茨城県内の交通事故多発交差点ワースト5(損保協会調べ)の情報を掲載し、QRコードで弊会ホームページにアクセスいただき詳細情報を確認いただきたいと考えています。
 本チラシは、茨城県警察本部、茨城県、茨城県社会福祉協議会、茨城県交通安全協会、茨城県損害保険代理業協会、損害保険各社を通じて、茨城県の皆さまに配布していくとともに、当支部では引き続き、警察や自治体、関係団体と連携し、高齢者交通事故防止に向けて取り組んでまいりたいと考えています。

チラシ表面
チラシ裏面
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