台風15号の沖縄県内の保険金支払調査結果

~1,839件、6億7,630万円の支払い~

 日本損害保険協会沖縄支部(委員長:濱田 剛・大同火災海上保険株式会社 専務取締役)では、8月23日(日)から24日(月)にかけて、先島地方と沖縄本島地方の一部を暴風域に巻き込み北上した台風15号(注)による沖縄県における保険金支払調査を行いました。
 火災保険や自動車保険などを合わせた保険金支払件数は1,839件、支払額(見込み含む)は、6億7,630万円(2015年9月15日現在)でした。
 保険に加入していないケースを含めると、実際の被害額はこれよりも多くなります。当支部では、保険のさらなる普及を図っていきます。
 なお、過去に調査した沖縄県内の台風被害での保険金支払件数および支払額は下記をご参照ください。
(注)台風15号は、8月23日(日)午後9時16分に石垣市登野城で1941年の統計開始以降最大の最大瞬間風速71.0メートルを観測した。

台風15号による沖縄県内の保険金支払件数および支払額(見込額):沖縄支部調べ。

 

火 災 保 険

自 動 車 保 険

そ の 他

合 計

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

2015年
台風15号

一次
調査

1,255件

5億8,242
万円

542件

8,126
万円

42件

1,262
万円

1,839件

6億7,630
万円

沖縄県内の台風被害での保険金支払件数および支払額(見込額):沖縄支部調べ。

 

火 災 保 険

自 動 車 保 険

そ の 他

合計

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

2012年
台風17号

注1

9,966件

85億3,004
万円

5,684件

13億7,466
万円

318件

2億5,594
万円

15,968件

101億6,064
万円

2003年
台風14号

注2

1,295件

31億9,569
万円

358件

7,825
万円

100件

3億 476
万円

1,753件

35億7,870
万円

2002年
台風16号

注3

2,972件

26億5,633
万円

841件

1億3,531
万円

471件

3億 994
万円

4,284件

31億 158
万円

2014年
台風8号

注4

5,164件

26億 953
万円

1,166件

2億6,391
万円

188件

7,268
万円

6,518件

29億4,612
万円

2011年
台風 2号

注4

4,220件

23億4,640
万円

2,516件

4億3,950
万円

222件

1億 412
万円

6,958件

28億9,002
万円

1999年
台風18号

注5

2,008件

18億9,503
万円

617件

1億4,300
万円

446件

3億 395
万円

3,071件

23億4,198
万円

2011年
台風 9号

注6

3,492件

20億3,258
万円

1,190件

1億8,500
万円

133件

6,675
万円

4,815件

22億8,433
万円

注1.2012年9月29日、那覇市で最大瞬間風速61.2メートルという那覇市での観測史上3位の風速を記録し、本島全域にわたり広範囲で被害が発生。沖縄県内では過去最大となる101億6,064万円(1万5,968件)の保険金支払い。
注2.2003年9月11日、宮古島に上陸。最大瞬間風速74.1メートルを記録、同島に甚大な被害を与えた。
注3.2002年9月4日~9月7日、沖縄県を来襲。
注4.2014年7月8日、沖縄本島地方、久米島地方、先島諸島を暴風域に巻き込み甚大な被害をもたらした。
注5.2011年5月27日~5月29日、沖縄県を来襲。那覇市で最大瞬間風速55.3メートルという強風により住宅や事業施設の屋根やガラスが破損、風雨による内部造作、什器、商品、家財に多数被害が発生。
注6.1999年9月下旬襲来。全国で合計3,147億円の保険金支払(歴代第3位)。沖縄県では復帰後最大の被害となった。自動車保険は1999年10月29日の集計、火災・新種保険は1999年12月31日の集計。
注7.2011年8月4日~8月6日、沖縄本島が45時間暴風雨となり、那覇空港では多くの観光客が足止めされた。

サイト内検索