香川大学で「ぼうさい探検隊を通じた防災教育活動」を講演
2018.06.15
大学生を対象に地域の防災教育の担い手づくりを推進
一般社団法人日本損害保険協会四国支部委員会(委員長:森清 友樹・三井住友海上火災保険株式会社高松支店長)では、香川大学主催「防災ボランティア講座」の第7回目の授業で当支部の菊池事務局長が講師を務め、「子どもぼうさい探検隊を通じた防災教育活動」と題して6月9日(土)、香川大学林町キャンパス内の社会連携・知的財産センター3階セミナー室において香川大学の学生7名(防災士を取得)を対象に以下の内容の講演を行いました。
○「ぼうさいダック」について(DVDも放映)
内容:ぼうさいダックとは?
○「ぼうさい探検隊」について(DVDも放映)
内容:ぼうさい探検隊の目的、指導時のポイント、事前準備、まちなか探検、マップ作成、マップの発表。
※同授業に係るアンケートの結果、7人全員が本講義は「非常に役に立つ」、「役に立つ」との回答があり、「子どもへの関心が強いので、小学生にこのような活動をしてみたいと強く思いました。」といった感想も寄せられました。
次いで、香川大学創造工学部の 野々村 敦子 准教授から、「防災マップを活用した地域防災活動」と題して、東日本大震災で被災した岩手県大槌町のハザードマップと津波災害との関係や高松市二番丁地区の地域防災の活動に係る事例紹介等を行いました。
引き続き、香川大学創造工学部長の 長谷川 修一 教授から、「防災まち歩きの実践」と題して、高松市林町コミュニティセンター周辺を実際にまち歩きを行い、土地の高低差に着目して、浸水が起きやすい場所、起きにくい場所の点検を行いました。その後に大学に戻り、まち歩きの振り返りを行い、2グループに分けて小学生に実際に指導することを想定して実際に防災マップの作成を行い、最後に防災マップの発表を行いました。
当支部では、大学生を中心に防災教育の担い手作りを香川大学、愛媛大学を中心に進めており、今後小学生に自分たちの住んでいる地域の防災について考えてもらうため、大学生が指導・サポートする教育効果性の高いぼうさい探検隊の実施に結び付けていくために、大学や地域コミュニティと連携してこうした取組みを進めています。
当日のプログラム
- 08:50~10:20
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こどもぼうさい探検隊を通じた防災教育活動
- 10:30~12:00
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防災教育活動
- 13:00~14:30
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防災マップを活用した地域防災活動
- 14:40~16:10
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ぼうさいまち歩きの実践
- 16:20~17:50
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ぼうさいまち歩きの振り返り