巨大地震に備え自助・共助・公助の大切さを学び地域防災力を高める! 日本損害保険協会が「防災シンポジウムin高知」を開催し150人が参加
2020.01.17
~ 高知県・高知県損害保険代理業協会・高知大学との共催イベント ~
一般社団法人 日本損害保険協会 四国支部(委員長:吉田 修/あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
執行役員四国本部長)では、現地の同支部高知損保会(会長:村田 大祐/同社 高知支店長)の協力を得て、高知県等との共催で「防災シンポジウムin高知」を高知市で開催しました。当支部協会として高知県で2回目の南海トラフ地震に関する防災イベントで、当日は約150人の高知県民が参加しました。
- 日時
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2020年1月11日(土)13時30分~16時30分
- 場所
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高知会館「白鳳」
- 主催
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日本損害保険協会四国支部/共催:高知県、高知大学、高知県損害保険代理業協会
- 後援
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高知市、NHK高知放送局、高知新聞社、RKC高知放送
(司会:伊藤 実沙子氏/エフエム高知・パーソナリティ)
シンポジウムは二部構成とし、第一部では、高知大学教育研究部自然科学系理工学部門教授の原 忠氏から、 「災害情報と防災」と題し、災害情報の定義と種類、提供される情報(NHKオンライン、内閣府・警察庁・ 地方公共団体、四国電力等)ならびに提供のあり方等について講演があり、災害情報の役割は益々重要とな っていることから、日頃から防災・減災に興味を持ち、得られた情報を正しく理解し、災害発生時に自ら判 断、対応する能力を養うことの重要性を訴えました。
第二部では、「巨大地震から生き抜くために-高知からの発信-」と題し、コーディネーター役に前述の原 教授、そして以下のパネリストによるパネルディスカッションを実施し、「地域における公助・共助・自助の 課題」、「産・官・学・民の立場で何をしなければならないのか」というテーマで県、大学、自主防災、国の 機関、教育現場での最新の研究成果と課題等について意見交換を行いました。
<パネリスト>
- 高知県危機管理部南海トラフ地震対策課 課長 浜田 展和 氏
- 高知県立大学大学院看護学研究科 教授 神原 咲子 氏
- 種崎地区津波防災検討会 会長 黒田 則男 氏
- 防災科学技術研究所 主幹研究員 中澤 博志 氏
- 高知県教育委員会事務局学校安全対策課 企画監 𠮷門 直子 氏
- 日本損害保険協会四国支部高知損保会 会長 村田 大祐 氏
シンポジウム後、会場からは「大地震発生時、自分の命は自分で守ることが原則だが、地域の中で自助の力を高めるにはどうしたらよいか」などの質問が複数寄せられ、盛況裡に終了しました。
参加者アンケート(N=134 )では、基調講演では95%以上、パネルディスカッションでは90%以上の方から「わかりやすかった」「役に立った」との回答があり、本シンポジウムを通じ、95%以上の方がご自身の今後の防災への意識が変わったとの回答がありました。
当支部では、今後も各自治体や大学等と連携して、こうしたシンポジウム等を通じて地震や防災に関する情報提供を行い、地域防災力の向上に貢献していきます。
※防災シンポジウムin高知の模様は、1月12日の高知新聞に掲載されました。