駐車場での事故防止を東北6県で注意喚起

パーキングエリア・サービスエリアで啓発

 日本損害保険協会東北支部(委員長:小坂 源・三井住友海上火災保険株式会社執行役員東北本部長)では、当支部が行った「東北6県の車両事故実態に関するモニタリング調査」(2016年1月~12月)の結果、車両事故の1/4超が駐車場内で発生していることから、損保各社を通じて契約者への注意喚起を行うともに、東日本高速道路株式会社東北支社の協力を得て、東北6県(青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島)の高速道路のパーキングエリア・サービスエリア計56か所での啓発活動を実施します。

 今回の調査では、車両事故の26.2%が駐車場内で発生していることが分かりました。前回(2015年)の調査より0.8ポイント微増しています。「落書き・飛来物等による損傷」や「当て逃げ」など、外部要因による事故が減少傾向にある一方、「自動車同士の接触・衝突(62.3%)」や「施設物との接触(27.8%)」など、ドライバー自身の運転による事故の割合は高止まりしています。
 駐車場内では、他の車の動静に注意を払うとともに、壁やフェンスなどの施設物に注意し、バックをするときはバックミラーと目視の両方で確認する必要があります。

 駐車場内は軽度の事故が多いものの、賠償問題等の解決には多くの時間と労力を要し、当事者にとって大きな負担となります。
 当支部では、事故防止・軽減に向けて、様々な業界・団体等と連携した取組みを推進していきます。

 モニタリング調査(対象地域:東北6県、サンプル数:306,295件)の概要は次のとおりです。

1. 車両事故の割合

対象期間

2015年

2016年

駐車場内

25.4%

26.2%

その他(道路上など)

74.6%

73.8%

合 計

100.0%

100.0%

2. 駐車場内事故の概要

対象期間

2015年

2016年

自動車同士の接触・衝突

62.9%

62.3%

施設物(壁・フェンス・街灯等)との接触

27.3%

27.8%

落書き・飛来物等による損傷

3.3%

2.6%

当て逃げ

1.4%

1.4%

盗難

0.1%

0.1%

その他

5.0%

5.8%

合 計

100.0%

100.0%

注意喚起ポスター
(A3版・NEXCO東日本タイアップ版)
パーキングエリアでの啓発例
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