駐車場での事故防止を東北6県で注意喚起
2018.08.08
パーキングエリア・サービスエリアで啓発
日本損害保険協会東北支部(委員長:荒井 英一・損害保険ジャパン日本興亜株式会社執行役員東北本部長)では、当支部が行った「東北6県の車両事故実態に関するモニタリング調査」(2017年1月~12月)の結果、車両事故の1/4超が駐車場内で発生していることから、損保各社を通じて契約者への注意喚起を行うともに、東日本高速道路株式会社東北支社の協力を得て、東北6県(青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島)の高速道路のパーキングエリア・サービスエリア計56か所での啓発活動を実施します。
今回の調査では、車両事故の26.7%が駐車場内で発生していることが分かりました。前回(2016年)の調査より0.5ポイント微増しています。「施設物との接触(28.7%)」や「自動車同士の接触・衝突(61.7%)」など、ドライバー自身の運転による事故の割合が高止まりしており、駐車場内では、他の車の動静に注意を払うとともに、壁やフェンスなどの施設物に注意し、バックをするときはバックミラーと目視の両方で確認することが必要となります。
駐車場内は軽度の事故が多いものの、賠償問題等の解決には多くの時間と労力を要し、当事者にとって大きな負担となります。
当支部では、事故防止・軽減に向けて、様々な業界・団体等と連携した取組みを推進していきます。
モニタリング調査(対象地域:東北6県、サンプル数:324,383件)の概要は次のとおりです。
対象期間 |
2016年 |
2017年 |
---|---|---|
駐車場内 |
26.2% |
26.7% |
その他(道路上など) |
73.8% |
73.3% |
合 計 |
100.0% |
100.0% |
対象期間 |
2016年 |
2017年 |
---|---|---|
自動車同士の接触・衝突 |
62.3% |
61.7% |
施設物(壁・フェンス・街灯等)との接触 |
27.8% |
28.7% |
落書き・飛来物等による損傷 |
2.6% |
2.8% |
当て逃げ |
1.4% |
1.5% |
盗難 |
0.1% |
0.1% |
その他 |
5.8% |
5.1% |
合 計 |
100.0% |
99.9% |