河北新報社「むすび塾」と連携し「ぼうさい探検隊」実施

 日本損害保険協会東北支部(委員長:黒田 伸哉・損害保険ジャパン株式会社執行役員東北・北海道担当)では、この度、河北新報社の防災ワークショップ「むすび塾(※1)」とコラボレーションし、宮城県の女川小学校の児童と当協会の防災教育プログラム「ぼうさい探検隊(※2)」を実施しました。

 9月12日(月)に行われた探検には、女川町教育委員会と学習支援の教育施設「女川向学館」の協力のもと、女川小学校の4・5年生16名が参加。3班に分かれてまち歩きを行ったあと、まち歩きでの気づきをマップにまとめ、発表を行いました。

 まち歩きでは、災害発生時に危険な場所(崖の近く等)や役立つもの(公衆電話・避難場所の看板等)を見つけたり、河北新報社が作成した「東北の津波浸水想定マップ」をもとに現在地の浸水状況を確認したりするとともに、マップ作成や班ごとの発表を通じて、自分たちが普段生活しているまちの安全・安心についての認識を深めました。

 また、当日は、震災発生当時、女川消防署に勤務し津波被害に遭った野田 和好さん(現在は石巻地区消防本部に勤務)から、九死に一生を得た当時の状況や防災の大切さについて講話がありました。野田さんのお話や探検隊を通して、「災害が発生したときにどうすれば命を守れるか」、子供たち自身で考え行動できるきっかけになったものと思われます。

 本探検隊の様子は、9月13日付けおよび10月10日付けの河北新報でも掲載されました。

野田さんからの講話
まち歩きの様子
マップ作成の様子

 (※1)むすび塾
 河北新報社が主催しているワークショップ。東日本大震災の教訓を今後の備えに生かすため、宮城県内外で地震、津波の際の避難の手法などを地域住民と一緒に考え、行動を後押しする取り組みを行っています。2012年からスタートし、今回で通算107回目。

 (※2)ぼうさい探検隊
 防災教育の取組みの一環として、子どもたちが楽しみながらまちにある防災・防犯・交通安全に関する施設や設備などを見て回り、身の回りの安全・安心を考えながらマップにまとめ発表する、実践的な安全教育プログラム。

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