「お父さんのための地震ドリル」体験結果
~防災や地震保険に関する知識が「足りない人」が6割以上~
2019.03.26
一般社団法人 日本損害保険協会(会長:西澤 敬二)では、2018年8月24日より特設WEBサイトで
を掲載しています。2019年2月28日までの体験者数は延べ77,431人。全国平均は54.26点、体験者の62%が正解率25~55%の「足りないんだぁ!お父さん」に該当する結果となりました。
同ドリルは、大地震に見舞われた際にかけがえのない家族と家を守るため、地震と防災、そして暮らしを再建するための地震保険について、気軽に学んでいただけるように作られたWEBコンテンツです。
■体験者数77,431人、男女比は6:4、年代は35-44歳が1/3を占める
2018年8月24日から2019年2月28日までの地震ドリル体験者数は、全国で延べ77,431人でした。性別は男女比が6:4で、年代は35-44歳が最も多く33%という結果になりました。
■全国平均は54.26点、防災や地震保険に関する知識が「足りない」人が6割以上
防災や地震保険に関する設問20問(1問5点で100点満点)を全て回答した延べ28,214人の平均点数は54.26点でした。点数に応じて5パターンの「あなたの頼れるお父さん度」を設定していますが、54.26点は、頼れる度「足りないんだぁ!お父さん」に該当し、回答者の62%がこれに該当します。
■「地震保険」に関する平均正解率は48.9%
「お父さんのための地震ドリル」は、「地震と防災」に関する問題、「経済的被害・生活再建にかかる費用」に関する問題、「地震保険」に関する問題があります。これらの正解率を算出したところ、「地震保険」に関する問題は平均正解率が48.9%で、最も低い正解率という結果になりました。
地震に備えるためのポイントは、1.「災害」から目を逸らさず、2.「わが事」として捉え、3.生活再建に必要な準備を講じておくことです。「お父さんのための地震ドリル」で正解率ワースト1の問題は、日本で起きている地震の発生確率を問う問題でした。日本は、全世界の1%未満の広さですが、世界の地震の約10%が日本周辺で発生しています。被災したとき、まず命を守ることが大切ですが、被災後の生活再建も考えておく必要があります。ファイナンシャルプランナーの清水香さんも以下のとおりコメントしています。
個人の方の望む暮らし(ライフプラン)実現のために、その裏付けとなるマネープランのアドバイスをしています。その観点からみると、災害が相次ぐ昨今、被災の可能性を無視したライフプランはもはや成り立たなくなったといえます。被災後にやってくるのは生活再建という高いハードル。つまり、お金の問題です。被災後の必要資金を、貯蓄で賄うことは容易ではなく、保険がほぼ唯一の家計再生の手段となります。私達に災害を止めることはできませんが、お金の準備はすぐできます。被災を「わが事」として捉え、いまこそ準備を進めていきましょう。