オンラインセミナー「巨大地震に備える~東日本大震災から10年~」を開催

地震への備え、「今年、もう一度見直す年に。」

 一般社団法人 日本損害保険協会(会長:広瀬 伸一)は、今年が東日本大震災(2011年3月11日)から10年という節目にあたることから、東日本大震災の振り返りと今後起こり得る巨大地震への備えをテーマにした生活者向けオンラインセミナー「巨大地震に備える~東日本大震災から10年~」を3月2日(火)に開催しました。

 冒頭、広瀬協会長から、主催者挨拶があり、次いで、財務省 新川総括審議官、金融庁 栗田監督局長から来賓のご挨拶を頂戴しました。

 講演では、小学5年生のときに、宮城県東松島市で震災を経験し、現在は語り部として震災を伝承している雁部 那由多(がんべ なゆた)さんから、東日本大震災当時の状況の振り返りや震災への向き合い方についてお話がありました。続いて、岩手県大船渡市で震災を経験された谷地保険事務所の榊原昌宏(さかきばら まさひろ)さんが、震災現場での損害保険業界の取組みやお客様の生活を支える損害保険代理店としての使命についてお話がありました。

 また、パネルディスカッションでは、2020年度の地震保険広報キャラクターである俳優の中尾明慶さん・女優の仲里依紗さん夫妻を生活者の代表としてゲストに迎え、公助・共助・自助の観点から「巨大地震に対してどのような備えを行えばよいか」について各パネリストからお話をいただきました。
 宮城教育大学の武田氏からは「自分のために忘れない」、内閣府の中尾氏からは「人が繋がることで防災力が高まる」、防災ママカフェ主催のかもん氏からは「防災は、家族の笑顔を守るための、楽しい話」、広瀬協会長からは「今年、もう一度見直す年に。」と、それぞれ震災の伝承や震災への備えに対する向き合い方をキーワードにまとめていただき、中尾さん・仲さん夫妻からは、事前の備えだけではなく、「被災後の生活再建や経済的な備えについて、もう一度見直したい」とコメントがありました。
 最後に、コーディネーターの笠間氏から、「本日のセミナーを通じて心に響いたことを家族や大切な方に伝え、心をつなげるところから動いてはどうか」との総括がありました。

<主催者挨拶(広瀬協会長)>
<登壇者集合写真>

 本セミナーの映像は、後日、共催の読売新聞社が運営する読売オンラインや地震保険特設サイトで公開する予定です。

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