中学・高校教員対象夏季セミナー 「くらしとリスク管理」を開催
~リスク管理や保険の教育に関する情報を提供~
2021.08.25
本セミナーは、教育現場で活躍している方に、生活設計と保険に関する知識と理解を深めてもらうために2006年度から開催しています。第16回となる今回は、会場参加のほか、オンラインでの参加も可能とし、2日間で、全国から計165名の先生方に参加いただきました。
当日の概要は次のとおりです(2日間ともにプログラムは共通)。
- 10:00~11:10
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基調講演「生きる力を育む金融・保険教育-難しく考えすぎないで!」
講師:神戸大学経済経営研究所 家森 信善 教授
- 11:15~12:15
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生活設計・リスク管理に関する教材紹介
(生命保険文化センター・日本損害保険協会)
- 13:15~13:55
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公民科授業実践報告「社会保障制度や民間保険に関する授業実践報告」
東京都立世田谷泉高等学校
佐々木 啓真 先生
- 14:00~14:40
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家庭科授業実践報告「生活設計やリスク管理に関する授業実践報告」
埼玉県立蓮田松韻高等学校
池垣 陽子 先生
- 14:55~15:55
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グループ別情報交換会
家森先生による基調講演では、「現代社会を生き抜くためには金融・保険リテラシーが不可欠」、「教員が難解と認識している内容は生徒にとっても難解なため、生活に潜むリスクを認識し、生活設計の中で保険がリスク対応手段として有効なことを教える」といったことなど、金融・保険教育を難しく考えすぎないようにとの話がありました。
教材紹介では、主に高校生向けに当協会が作成している教材「明るい未来へTRY!~リスクと備え~」の冊子・パワーポイント・動画を組み合わせたアクティブラーニング形式の授業などを紹介しました。
アンケートでは、今後の授業実施に役立ったとの評価をいただいたほか、「苦手意識のあった経済分野の授業に自信が持てそう」、「近年消費者教育が求められる中で保険の教育も必要だと強く感じた」、「オンライン形式で参加しやすかった」などの感想が寄せられました。