第2回気候変動勉強会を開催
~テーマ:気候変動には損害保険会社としてどのような姿勢で臨むべきなのか~
2022.02.07
一般社団法人日本損害保険協会(会長:舩曵 真一郎)は、気候変動対応方針に基づく業界取組みを推進するため、気候変動に関する知識向上および会員各社の取組みの一段のレベルアップを目的に、2月4日(金)に損保会館およびオンラインにて、会員各社向けの勉強会を開催しました。
開催に際し、萬代企画部会長から「気候変動対応を含むサステナビリティ推進取組の国内外の動きはめざましい。損保業界においても、気候変動対応方針の制定を皮切りに、ガイドブックの作成や各種勉強会や意見交換会などの啓発・学習機会の利用を通じて業界全体のレベルアップを図ってきた。一段高い目線から各々の業務にあたれるよう、本勉強会が改めて考える場になればよい。」と挨拶がありました。
第2回目にあたる今回は、金融庁の初代チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサーを務める池田賢志氏をお招きし、「気候変動には損害保険会社としてどのような姿勢で臨むべきなのか」と題してご講演いただきました。「金融機関はリスク管理をしたうえで、積極的な対話を通じて気候変動対応を支えるとともに、新たなビジネス機会の創出をもって国の経済・社会の持続可能性に貢献することが期待されている。」と説明がありました。
当日は、損保各社から36名が会場で、855名がオンラインで参加し、質疑応答では多数の質問が寄せられ、気候変動に対する関心がますます高まっていることがうかがわれました。
また、参加者からは「金融機関は自社の気候変動対策に加え、取引先企業の気候変動対応を支えることが期待されていることが分かった。」「国の温室効果ガス削減目標を達成すべく、まずは多くの顧客に気候変動問題を認識してもらったうえで、粘り強く対話を図っていきたい。」といった感想も寄せられました。
今後も損保協会では国および国際社会の取組みと協調を図りつつ、業界一丸となって気候変動対応を推進してまいります。