第4回気候変動勉強会を開催
テーマ:国連「行動の10年(Decade of Action)」における、持続可能な保険を拡充するためのPSIのイニシアチブと活動
2022.11.01
一般社団法人日本損害保険協会(会長:白川 儀一)は、気候変動の枠を超えて、国連環境計画・持続可能な保険原則(UNEP PSI)の活動を確認することで、世界の持続可能性に関する主要な課題と機会に関する最新の動向を理解することを目的に、10月31日(月)にオンラインにて、会員各社向けの勉強会を開催しました。
開催に際し、大知専務理事から「昨今の世界各国で発生している自然災害による被害状況を踏まえると、気候変動への対応が、まさに「まったなし」であることを改めて認識させられる。このような中、国内外で、気候変動を含めたサステナビリティに関する取組みが加速、推進されており、損保業界としても、各種取組みを通じて、社会環境・自然環境変化に伴う損害保険業界の役割の発揮を目指している。今回の講演の機会を活かし、今後の業界全体およびそれぞれの取組みのさらなる推進に向けた良いきっかけとして欲しい。」と挨拶がありました。
第4回目にあたる今回は、国連でPSIを率いるButch Bacani氏をお招きし、「国連「行動の10年(Decade of Action)」における、持続可能な保険を拡充するためのPSIのイニシアチブと活動」と題してご講演いただきました。PSIの歴史、発展の過程、日本の保険会社との関係を中心に、グローバルに活動するイニシアチブやタスクフォースに関連したPSIの活動についても、お話いただきました。
当日は、損保各社から416名がオンラインで参加し、質疑応答では多数の質問が寄せられ、気候変動・サステナビリティに関する世界的な動向への関心の高さがうかがわれました。
また、参加者からは「業界として、気候変動への取組みを推進するには、協会の役割が重要であることを再認識した。」「自然喪失の回復、生物多様性への取組みなどPSIの活動の幅広さを感じた。」などの感想も寄せられました。
今後も損保協会では国および国際社会の取組みと協調を図りつつ、業界一丸となって気候変動対応を推進してまいります。