最新の都道府県別危ない交差点ワースト5を発表
~危険な交差点はココだ、高齢者事故のデータも掲載~
【No.16-023】
2016.09.20
一般社団法人 日本損害保険協会(会長:北沢 利文)では、交差点での交通事故防止・軽減を目的として、9月21日(水)から始まる「秋の全国交通安全運動」に合わせ、全国地方新聞社連合会の協力を得て、当協会ホームページの「全国交通事故多発交差点マップ」を最新の2015年データに更新しました。このマップは、人身事故の50%以上が交差点や交差点付近で発生していることに着目し、2008年から毎年発表しています。
ホームページでは、47都道府県別の「人身事故件数ワースト5交差点(※)」について、交差点の特徴や事故の状況・要因・予防方策等を写真や地図・イラストで、わかりやすく紹介しています。また、都道府県別に人身事故発生件数の推移のほか、「第一当事者の年代別に、交差点(付近を含む)事故が占める割合」、「65歳以上の歩行中・自転車乗用中の死者数のうち、交差点(付近を含む)事故による死者数が占める割合」といった高齢者事故データも掲載しています。
(※)「ワースト5交差点」という表記は、「人身事故件数の多い順」という意味で便宜的に 並べたもので、各事故の状況や損害・被害の程度を加味した順位付けではありません。
今回の更新で、これまでに掲載した交差点は1,300か所を超え、アクセス数(ページ別訪問数)は322万件となりました。
日本全国を網羅した大規模かつ継続的な注意喚起データベースとして、企業等での交通安全研修など、さまざまな場面で多くの方々に活用されており、今後も一層の活用拡大を進めていきます。
当協会では、今後もホームページを通じて積極的な情報発信を行うとともに、各警察本部や自治体などとも連携して、交通事故防止・軽減につながる取組みを行っていきます。
参考
1. 最新データに基づき、人身事故件数 ワースト5交差点を網羅。
過去データも閲覧可能。
各都道府県のトップページでは、最新のデータに基づき交通事故状況の推移、交差点での人身事故発生割合、年代別事故状況を掲載しています。
事故多発交差点を日常的に通行する地元の企業・一般ドライバーや、自転車運転者・歩行者といった交差点近隣住民の方々に役立ててもらうほか、旅行や出張等で初めて通行する方にもわかりやすくという観点で各ページを構成しています。
また、連続してワースト5となった交差点や、近年事故が急増している交差点などについても、過去のデータと重ね合わせて推移や現状を確認することができます。
2. 交差点ごとに、特徴や事故の要因と 注意点、事故予防方策を詳しく掲載。
「変則的な五差路」「幹線道路同士が合流する地点」「交通量が多く渋滞しがち」といったように、形状・特徴・通行状況は交差点ごとに異なります。また、事故の状況や主な要因も多岐にわたります。
個別交差点ページでは、それぞれの交差点の形状・特徴・通行状況と事故の被害状況・主な要因に加え、件数が多い事故類型の事故予防方策を記載しています。
また、事故の件数・割合のグラフのほか、Googleの航空写真・マップを掲載し、交差点の場所・形状などが一目でわかるように工夫しています。
交差点を通行するすべての方がこれらの情報を意識することで、交差点とその付近での事故の未然防止につながることを期待しています。