損害保険リテラシー教育支援サイトを開設
~「そんぽ学習ナビ」で、損害保険教育ツールを教育関係者等に分かりやすく提供~
【No.20-21】
2020.12.14
一般社団法人 日本損害保険協会(会長:広瀬 伸一)は、損害保険リテラシー教育支援サイト「そんぽ学習ナビ」を、本日開設しました。
本サイトでは、リスク・損害保険教育に携わる方が、教材等をより閲覧・入手しやすくなるよう、当協会の教育支援ツールや損害保険リテラシーに関する取組みを年齢別にまとめています。
また、本サイトの公開と同時に、アクティブ・ラーニング型の高校生・大学生向け教材「明るい未来へTRY!~リスクと備え~」の動画版を新しく2本公開しました。
本動画は、身の回りに潜むリスクおよび損害保険の役割について、短時間で分かりやすく説明し、クイズで学んだことを振り返る構成となっています。また、動画の中で視聴者への問いかけがあるなど、「主体的・対話的で深い学び」にも対応しています。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて非対面での新しい学び方が推進される中、本動画を活用すれば、身の回りのリスクと損害保険についてオンラインでも分かりやすく学習することができます。
当協会では、今後も、教育関係者等に活用いただける情報や教材をさらに拡充するなど、損害保険リテラシーの向上に努めてまいります。
損害保険リテラシー教育の必要性について
2022年4月1日から、民法改正により成年年齢が引き下げられ、18歳から保護者の同意なしで損害保険の契約をすることができるようになります。また、2022年度から実施される学習指導要領等では、民法改正による成年年齢の引き下げなどを受け、高校の「家庭」および「公共」(※)の授業で民間保険についても学ぶことが明記されています。そのため、若年層のうちから身の回りのリスクや損害保険について学んでいただくことが重要になります。
※高校1、2年生を対象とし、2022年度から新設される教科。
(参考)新学習指導要領等に関する保険の記載について
■家庭
生涯を見通した経済計画を立てるため、様々なリスクへの対応が必要であることを取り上げ、預貯金、民間保険、株式等の基本的な金融商品の特徴や資産形成の視点についても学ぶこととされています。
■公共
自立した主体として社会形成に参画することを目的として、金融市場の仕組みと金利の働き、銀行、証券会社、保険会社など各種金融機関の役割、中央銀行の役割や金融政策の目的と手段について理解できるようにすることとされています。
アクティブ・ラーニング型の教材「明るい未来へTRY!~リスクと備え~」について
教育関係者の方が利用しやすいよう、冊子教材(高校生や大学生に実際に使ってもらう「コア教材(生徒用)」および「教員用手引書」のセット)、パワーポイント教材および動画教材をご用意しております。
今回公開する動画は、ストーリー形式で以下について学べる内容となっています。
■動画「保険の役割」篇(約7分30秒)
・経済的な備えとしての保険の役割について学ぶことができます。
・身の回りのリスクについて、具体的な事例を交えつつ、リスクマネジメントの基礎となる考え方を学ぶことができます。
■動画「社会保険と民間保険」篇(約7分30秒)
・保険は社会保険と民間保険に大別できること、さらに民間保険は生命保険と損害保険があることおよびそれぞれの保険の役割について学ぶことができます。