お客さま・社会からの信頼回復に関する損保協会の取組み
損害保険業界においては、2023年以降、「保険金不正請求事案」および「保険料調整行為事案」により、一部の損害保険会社に対して、金融庁から保険業法第132条に基づく業務改善命令が、また、公正取引委員会から独占禁止法第3条に基づく排除措置命令および課徴金納付命令が発出されました。また、2024年には、乗合代理店における「情報漏えい事案」が判明しました。
※本取組みの端緒となった事案の概要等については、こちらをご覧ください。
日本損害保険協会では、これらの問題が発生したことを真摯に受け止め、損害保険業界の商慣習を抜本的に見直し、同様の事象を二度と発生させないという決意のもと、実効性のある取組みを順次進めています。
お知らせ
- 2025.03.19
- 2025.02.27
- 2025.01.09
- 2024.12.26
- 2024.12.20
- 2024.12.11
- 2024.11.08
- 2024.11.08
- 2024.10.31
- 2024.09.19
- 2024.09.19
- 2024.09.19
- 2024.09.19
- 2024.09.19
- 2024.07.25
- 2024.07.22
- 2024.03.06
- 2024.02.27
- 2023.12.15
- 2023.11.30
- 2023.11.30
- 2023.11.30
- 2023.11.24
- 2023.09.01
業界の取組み進捗
更新日:2025.03.19当協会では、2024年6月に金融庁から公表された「損害保険業の構造的課題と競争の在り方に関する有識者会議」の報告書および同年12月に公表された金融審議会「損害保険業等に関する制度等ワーキング・グループ」の報告書で示された3つの観点と、それらに紐づく各種論点について、順次取組みを進めています。
業界の信頼回復に向けた
実効性のある取組み
①顧客本位の業務運営の徹底
1.大規模代理店に対する指導等の実効性の確保
- 目指す姿
-
保険代理店の規模やそれに伴う保険会社の営業面への影響の大きさに関わらず、全ての保険代理店に対して保険会社が適切に指導等を行い、募集品質を向上させること
代理店指導等を補完する枠組みの構築
-
検討中
第三者評価機関を設立・運営し、中立的な第三者による代理店業務品質評価を実施する。
- 検討中 2024/12/20
募集人資格制度の見直し
-
検討中
損保協会が運営する募集人資格制度の高度化に向けて、継続教育の観点で制度の充実を図る。
-
検討中
損保協会が運営する募集人資格制度の厳格化に向けて、損害保険を販売するために必要となる損保一般試験の難易度を見直す。
-
検討中
募集人向けの法令等遵守責任者資格を新たに創設する。
2.代理店手数料ポイント制度
- 目指す姿
-
代理店手数料ポイント制度において業務品質を重視することで、保険代理店のサービス品質の向上に繋げること
顧客利益に資する代理店手数料ポイント制度の構築
- 完了 2024/9/19
3.保険会社による保険代理店等への過度の便宜供与等の制限
- 目指す姿
-
保険代理店において特定の保険会社の優先的な取扱いを誘引したり、保険代理店としての自立を阻害され得る要因を解消することで、お客様の保険商品選択の適切性を確保すること
過度な便宜供与の制限
-
検討中
保険会社向けの便宜供与にかかるガイドラインを新たに策定する。
-
検討中
損保協会に過度な便宜供与にかかる通報窓口を新たに設置する。
- 完了 2024/12/26
過度な便宜供与にあたる出向等の廃止
- 完了 2024/9/19
適切な入庫紹介の徹底
- 完了 2023/11/30
4.乗合代理店における適切な比較推奨販売の確保
- 目指す姿
-
保険会社や保険代理店の都合によらず、お客さまの意向を踏まえた最適な保険商品を提案し、選択いただけるようにすること
適切な比較推奨販売の徹底
- 完了 2024/12/26
顧客の利益に繋がる情報提供の確保
- 完了 2024/12/18
5.保険代理店の兼業と保険金等支払管理部門の独立性確保等
- 目指す姿
-
不適切な保険金支払いを根絶し、お客様が支払う保険料の公平性・適切性を確保にすること
保険代理店の兼業に伴う弊害の防止
-
検討中
兼業代理店向けの利益相反管理方針(ひな型)を策定する。
- 完了 2024/12/26
適切な保険金支払いの徹底
-
完了
事故車の査定を実施するアジャスター向けに不正請求に関する知見を高めるための研修動画を提供する。
- 完了 2024/9/19
- 完了 2023/11/30
②健全な競争環境の実現
1.競争環境の歪みの是正
- 目指す姿
-
保険商品や保険サービスそのもので適正に競争が行われる環境を整備すること
共同保険の新たな組成方式の導入(業界慣行の是正)
-
検討中
お客さまの意向に沿った対応がなされるよう、新たにアレンジャー方式およびディファレンシャル方式の手順書を策定する。
政策保有株式の縮減
- 完了 2024/9/19
2.損害保険会社における態勢の確保
- 目指す姿
-
保険会社および保険代理店における独占禁止法に抵触する行為を根絶すること
独占禁止法等遵守に向けた法令等遵守態勢の整備
- 完了 2024/12/26
- 完了 2024/11/8
- 完了 2024/11/8
- 完了 2024/3/6
- 完了 2024/2/27
- 完了 2023/12/15
3.企業内代理店のあり方
- 目指す姿
-
企業内代理店が保険代理店として自立し、保険仲立人や他の保険代理店と公正な競争を行っていけるようにすること
企業内代理店における情報共有ルールの明確化
-
検討中
保険代理店経由で契約情報を取得する際の同意書フォーム(ひな型)を策定する。
③その他の論点
(1)保険契約者間の公平性を踏まえた特別利益の提供禁止の徹底
- 完了 2024/12/26
(2)個人のリスクマネジメント向上に資する取組み
- 完了 2025/3/19
(3)リスクマネジメントの高度化に取り組む企業に対する積極的な支援
- 完了 2025/1/9
- 完了 2024/7/22
(4)個人情報保護法等遵守態勢の整備
- 完了 2025/2/27
会員会社の状況
当協会では、会員会社の実効性ある取組みを後押しするために、会員会社における再発防止策の実施状況をフォローアップしています。
対象ガイドライン |
観点 |
取組社数/対象社数 |
---|---|---|
損害保険会社からの出向者派遣に係る |
統括部門の設置 |
15社/17社 88% |
社内方針・ルール等整備 |
13社/17社 76% |
|
政策保有株式に係るガイドライン |
社内方針・ルール等整備 |
14社/31社 45% |
保有ゼロの期限の定め |
16社/13社 46% |
|
企業向け「リスクマネジメントと損害保険」 |
企業向け取組みの実施 |
17社/18社 94% |
営業部門等に対する勧奨 |
14社/18社 78% |
|
保険契約引受にかかる独占禁止法上の留意点/ |
各種取組みの実施 |
29社/31社 94% |
実効性の確認 |
20社/31社 65% |
|
損害保険の保険金支払いに関するガイドライン |
各種取組みの実施 |
16社/16社 100% |
実効性の確認 |
14~16社/16社 項目により88~100% |
〔詳細はこちら〕
ー2024年11月実施分
事例紹介
当協会では、企業におけるリスクマネジメントの高度化を支援する観点から、企業向けのリスクマネジメントセミナーを2025年2 月25 日(火)
に開催しました。
当日は、経済産業省による講演に加え、企業でリスクマネジメントに携わる 3 名の実務者がパネルディスカッションを行い、各社の取組みのポイントや効果等の事例を共有いただきました。


関連文書
- (金融庁ホームページ)「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」報告書
- (金融庁ホームページ)金融審議会「損害保険業等に関する制度等ワーキング・グループ」報告書