スリップ事故多発地点マップ・事故防止啓発チラシを作成
~冬道を運転する際に特に注意すべきポイントなどを紹介~

 日本損害保険協会北海道支部(委員長:山下 敦志・損害保険ジャパン株式会社 執行役員 札幌支店長)は、冬期に北海道内で自動車のスリップ事故が頻発していることを受け、過去5年間に北海道内でスリップ事故が多発した地点(2017年~2021年に4件以上の事故が発生している26地点)を整理したマップを作成し、WEB上で公開しました。
 北海道警察の統計によると、2017年度~2021年度の冬期(11月~3月)の死亡事故のうちスリップ事故が占める割合は18.9%(244件中46件)、負傷事故うちスリップ事故が占める割合は16.4%(19,607件中3,214件)となっています。死亡事故・負傷事故ともに12月に特に多い傾向があり、死亡事故は危険認知速度が時速40kmを超えると割合が急増します。1月以降も、路面の凍結により停止距離が長くなるため注意が必要です。北海道警察は、スピードダウンで安全運転に努めることや、前の車との車間距離をしっかり保って走行するよう注意喚起しています。
 当支部は、昨年度に引き続き、北海道警察と連携して事故防止啓発チラシを作成しました。チラシには、事故多発地点マップの二次元コードや冬道を安全に運転する際に特に注意すべきポイント、スリップ事故が発生しやすい危険箇所を掲載しています。また、今年度は、外国人旅行客が徐々に増えていることを踏まえて英語版も作成しました。これらのツールを道内の各警察署や消費者協会、レンタカー店、「道の駅」、高速道路サービスエリアなどに提供し、ドライバーへの注意喚起を行います。

北海道内スリップ事故多発地点マップ(2017年~2021年に4件以上の事故が発生している26地点)

北海道内スリップ事故多発地点マップ(日本語版)

北海道内スリップ事故多発地点マップ(英語版)

※公益財団法人交通事故総合分析センターのデータを基に作成

2022年度スリップ事故防止啓発チラシ(日本語版)

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