高松市東植田小学校区で「ぼうさい探検隊」を実施

香川大学創造工学部と東植田地区コミュニティ協議会との連携

 日本損害保険協会四国支部(委員長:坂本 俊樹・損害保険ジャパン日本興亜株式会社高松支店長)では、高松市東植田コミュニティ協議会、香川大学創造工学部(野々村 敦子准教授・学生6名※)、地元の自主防災と連携して小学生に自分たちの住んでいる地域の防災について考えてもらうため、9月22日(土)に、教育効果性の高いぼうさい探検隊を実施し、東植田小学校児童6名が参加いたしました。

※6名のうち2名は同大学の「防災ボランティア講座」に参加し、まち歩きを経験・学習され、今回の指導にあたっています。

 まち歩きを行った高松市東植田小学校区は、山や川がある高松市郊外の田園地帯で公渕池(きんぶちいけ)などため池も多く点在しており、通学路にはフェンスのない水路、倒壊しやすい塀、壁、浸水しやすい箇所があり、南海トラフ巨大地震発生時には、ため池の決壊、建物の倒壊が、台風・集中豪雨時には、浸水害、洪水害が想定されます。

 当日は、東植田コミュニティセンターで野々村准教授によるまち歩き時の危険個所やポイントの事前学習および損保協会四国支部によるDVD教材に基づく「ぼうさい探検隊」の概要説明の後、約2時間にわたり同校区でまち歩きを実施しました。

 まち歩きで子供達は、野々村准教授や学生および過去に洪水被害に遭った地元住民から説明を聞きながら、平成16年の台風16号で高様川(たかさまがわ)が氾濫し一部の橋が破壊されたこと、巨大地震発生時には、この地域に多く見られるブロック塀が倒壊する危険があることなどを学び、写真撮影やメモを取って確認しました。

 まち歩き終了後、児童は東植田コミュニティセンターにおいて、昼食(カレーの炊き出し)を挟み、ぼうさいマップ作りに着手し、マップ作成後、発表会を行いました。

 子供たちからは「あまり大きくない川や水路でも、台風・集中豪雨時には浸水害が起こることがわかった。」「大雨の時には、川や水路沿いの低い土地を通行する際には、十分注意しようと思う。」「先生や町の人の話を聞いてまち歩きをすると、普段気が付かなかった危険に気付き役に立った。」などの意見が聞かれました。

 作成したマップは、当協会主催「ぼうさい探検隊マップコンクール」に応募することとしております。
 当協会が現在取組んでいる第8次中期基本計画では、「自然災害に対する地域防災力の強化」が重点課題の一つになっており、当支部は、今後も「ぼうさい探検隊」活動の推進や、自治体等と連携した防災啓発活動などを通じて、地域の防災活動に取り組んでまいります。

野々村准教授による事前学習
まち歩き(地域住民による説明)
防災マップ作り
防災マップの発表
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